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リニエ訪問看護ステーション住之江

看護師

塩分の役割と適切な摂取

リニエ訪問看護ステーション住之江の馬島です。
健康な状態を維持するためには適切な食事が重要です。
その中でも、今回は「塩分」についてお話したいと思います。

塩分とは?

人間の身体には常に一定の割合で塩分が含まれています。
塩分には、体内の水分量をいつも適切な状態に調整したり、体に必要なもの、不必要なものを運びながら、神経や筋肉が正常に動くようにするはたらきがあります。
このように体内のさまざまなシステムを守っているため、重要な役割を担っているのです。

塩の役割

具体的にどんな役割があるのか、簡単に整理してみましょう。

細胞を正常に保つ

血液などに混ざり、細胞が動くために必要な水分のバランスを取ります。

神経の調整

脳から出した命令を、神経細胞を通じて体内へ伝えていきます。

筋肉のはたらきの調整

脳から出した筋肉を動かす命令を、細胞へ伝えやすくします。

味覚の正常化

味気ない食事を続けると味覚が働かない状態になります。塩味の刺激が味覚を正常に保つことにつながります。

食欲の増進

塩味は味覚を刺激するため、食欲を増進する役割があります。

適切な塩分の摂取量

1日当たりに取った方がよい塩分の量は、男性だと7.5g未満、女性だと6.5g未満で、一食あたり約2.0gと言われています。
塩分には様々な役割があり、体内で重要な働きをすることをお伝えしましたが、適切な量を知り、摂取することが大切です。
私たちに欠かせない塩分ですが、必要以上に摂りすぎると塩分濃度が濃くなってしまい、血液中の塩分の濃度を下げるために水分を体に溜め込み、血液の流れる量が増加します。
それによって、血管の壁に高い圧力がかかり、「高血圧」の状態になるのです。
この状態が続くと、「動脈硬化」や「心筋梗塞」といった病気につながります。
日本人の塩分摂取量は少なくなりつつはありますが、未だに摂り過ぎの状況なので、普段の食事なども少し意識してみませんか。

上手な減塩方法

・漬物、練り物、加工食品などの塩分が多い食材を減らしましょう。麺類のスープは残すことが望ましいです。
・調味料の使い方を工夫すると、少量でもしっかりと塩味を感じることができるので、調味料を効果的に使いましょう。醤油やソースは、かけるよりつける方が量も調整しやすいですね。
・柑橘類、トマトや酢などの酸味や香辛料で、味にアクセントやメリハリをつけるのも効果的です。
甘味を感じる砂糖やみりんを減らすことで、塩味を感じやすくしたり、昆布やかつお節などの出汁の旨味で塩味を控えたりすることも方法のひとつです。

 

リニエ訪問看護ステーション住之江 看護師 馬島

 

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