リニエ訪問看護ステーション西淀川
作業療法士
リハビリ遊びをご紹介します
皆さんこんにちは。
リニエ訪問看護ステーション西淀川、作業療法士の竹島と管です。
私たちは、発達障害のあるお子さまや、運動に難しさのあるお子様に日々リハビリをさせていただいております。
お子さまのリハビリ(小児リハビリ)というと、「一緒に遊んでいる」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。
今回は、作業療法士と行う遊びと、そこで得られるリハビリの効果をご紹介します。
私たちの武器(ツール)も併せてご覧ください!
リハビリ遊び 『段ボール神経衰弱』

作業療法士の管です。
段ボールで作る神経衰弱についてご紹介します。
神経衰弱は、裏返しのカードをめくって同じ絵が出たらゲットできる、というルールです。
ここで得られる効果はこちら↓↓↓
- 手首の柔軟性の向上
- 記憶力の向上
- 注意を切り替えること、変化を見つけること
絵カードをめくる動作で手首の柔軟な動きをひきだすこと、めくったカードの絵柄と位置を覚えることで記憶力をトレーニングする狙いもあります。
さらに、「このうさぎさんはどこがちがう?」とクイズにすることで、注意力や視覚認知の力を伸ばすこともできます。
リハビリ遊び 『動作絵カード』

作業療法士の竹島です。
動作を文字で書いたカードと、動作を描いた絵カードを使う、『動作絵カード』についてご紹介します。
動作の絵をみて、「すわる」→「いす すわる」→「いすにすわる」・・・→「いすからたつ」のように、関連ワードから段階づけをしながら発語ができること、それを日常生活で使えるように練習します。
ここで得られる効果はこちら↓↓↓
- コミュニケーションが上手になる
- 2語文(単語+動詞)が話せるようになる
お子様のタイプによって、動作を見てことばと繋げる・音からことばに繋げる・絵や字をみてことばを繋げる、など得意な方法に違いがあります。
ご本人の得意にあわせて方法を選びながら、リハビリを実施しております。
何回も何回も練習して、ふと座っているお母さんに向かって「いすにすわる」と言葉が出たときは感無量!
お母さんと一緒にハイタッチして大喜びしております。
リハビリ遊びの『まとめ』
作業療法士は、ひとつの道具、ひとつの遊びの中に、様々な目的をちりばめてお子様と関わります。
ただ遊んでいるだけに見えることでも、紐解けば色々な機能を活性化させ、学びになっています。
これからも、お子様がたくさんの遊びを通じてリハビリできるように工夫していくので、楽しみにしていてくださいね!
作業療法士 竹島、菅