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リニエプラッツ阿波座

作業療法士

リニエプラッツ阿波座の視覚支援

こんにちは。リニエプラッツ阿波座の作業療法士 前田です。
暖かくなったり寒くなったりして体調管理が大変な気候ですが、皆さま、体調崩されていませんか?

さて、今回はリニエプラッツ阿波座での視覚支援の取り組みについて、ご紹介したいと思います。

お子さまの特性によっては、言葉を耳で聞くよりも、絵や文字にして「目で見える形」にした方が理解しやすいお子さんがいます。
人が発した言葉はすぐに消えてなくなりますが、絵や文字は消えることがないので、何度も確認することができたり、言葉だけでは理解できないことも絵や写真があればイメージが湧いて理解できたりすることがあります。
また、スケジュールやタイマーを使用すると、先の見通しが立てやすくなることもあります。

実際にどんな形で取り入れているのかを写真と一緒にご紹介していきます。

 

療育の工夫「写真と文字で手順を示す」

Aくんの場合

 

💡文字の理解ができているため、準備の流れを文字で記載しています。
💡注意散漫になりやすいのですが、こちらの表があることで注目を促すことができています。
💡また、パターンで覚えることが得意なので、一連の準備の順番を固定しています。

▶︎リニエプラッツ阿波座に到着してから、スタッフの声かけがなくても1人で順番に沿って準備ができています!

 

療育の工夫「文字でスケジュール」
療育の工夫「済んだスケジュールに花丸をつける」

Bちゃんの場合

 

💡文字への興味が強いため文字で項目を記載しています
💡見通しが立てにくく切り替えが難しいので、スケジュールを最初に提示しています
💡達成感があると次の行動に移りやすいため、1項目終わるごとに「花丸」をつけていく工夫をしています
 
▶︎スケジュールを確認しながら自主的に行動することができていますよ!

 

療育の工夫「視覚支援の床の目印」

Cくんの場合

 

💡耳で聞いて言葉を理解する方法よりも、絵や写真などの目に見える方が理解しやすいため、足のマークのイラストや×の記号を使って表示しています。
 
▶︎入ってはいけないことが理解でき、「待つ場所(足マークの位置)」で待つことができています。

 

療育の工夫「物と動詞の意思表示カード」
療育の工夫「マルとバツの意思表示カード」

Dちゃんの場合

 

💡発話が難しいので、意思を伝える手段の1つとしてカードを使っています。
💡色んな思いを伝えてくれますが、伝わる相手と伝わらない相手がいるため、カードを使用することで誰にでも思いを伝えることができるように取り組んでいます。

▶︎自分の要求を伝えようとすることが増え、人との相互のやりとりが増えています。

 

今回ご紹介した視覚支援はほんの一部ですが、リニエプラッツ阿波座での取り組みを知っていただけると嬉しいです。
他にも、室内のいたるところに視覚支援を用いていたり、同じ目的であってもお子さんによって視覚支援の種類を使い分けていたりします。
一度作成した視覚支援が完成ではなく、お子さんの成長に合わせて日々支援の方法も変化させていきたいと思っています。
そして何より、それぞれのお子さんが自分の思いをしっかりと伝え、相手の思いを受け取り、楽しくリニエプラッツ阿波座に通ってもらえるような支援を心がけています!

 

リニエプラッツ阿波座 作業療法士 前田