求人情報サイト
  • top
  • Blog
  • 療育紹介 ~身体面のコグトレ~

リニエプラッツ山形

理学療法士

療育紹介 ~身体面のコグトレ~

リニエプラッツ山形 理学療法士の金田です。

今回は身体面の認知作業トレーニング(以下コグトレ)を取り入れた療育を紹介させて頂きます。

身体面のコグトレには様々あり、今回のお子様の療育では『身体を知る』をテーマに柔軟運動、身体への意識づけを行いました。『身体を知る』の目的は、日常生活で使うことが少ない関節や筋肉を意識的に動かすことで自分の身体に向き合う機会をつくり、ボディーイメージを高めるとともに身体のバランス感覚を養うことです。これを療育の最初に行い、次の活動へ向けた体の準備としました。

柔軟体操ではコグトレ棒を持ち、体を前後に動かす、左右に捻る、真横に傾ける動きを行いました。体を後ろに動かしたとき、お子さまも私も「うー」と声を出しながら「前より後ろの方が動かすの大変だね。」と動いた感想を共有しました。左右に捻る動きは肩、腰、頭の上それぞれに持った状態で捻ってもらいます。頭の上に棒がある状態では、体から棒が離れるので体の軸が傾くことがありますが、軸を保った状態で捻る動きができました。真横に傾ける動きは、真横に動けるよう壁にくっついて行うことで目的とした動きを行うことができました。

身体への意識づけでは身体部位の確認と、身体的空間イメージの確認を行いました。

まず身体部位の確認は、椅子に座って目を閉じ片手でコグトレ棒の端を持ち、もう一方の端で体の部位を触ります。棒の端で触ることが難しく、声掛けや少しお手伝いしながら体の部位を確認しました。かかと、つま先、肘など難しい場所にも挑戦し、見事触ることができました。

次に身体的空間イメージの確認では、できるだけ正面を見てコグトレ棒を見ずに頭の上や背中を移動させたり、棒を跨ぐ動きにチャレンジしました。大人でも見ないで棒を移動させることは難しく、お子さまと一緒に「この辺かな?」と試行錯誤して取り組みました。棒を跨ぐのはまず座って行い、動きの感覚を確認してから立って行いました。はじめて挑戦してくれましたが、適切な高さに足を上げ跨ぐことができました。

1つ1つの動きを丁寧にじっくり取り組むことで、普段は意識しにくい体の動きやご自身の体の部位を確認することができたように思います。取り組んでくれたお子さまは集中してゆっくりじっくり動く中で「あれ?」と不思議に思ったり「できた!」と喜んだり、楽しみながら取り組んでくれたように見えました。