リニエ訪問看護ステーション二条
理学療法士
身振り、手振り
リニエ訪問看護ステーション二条の理学療法士 山中です。
突然ですが、みなさんの非言語的コミュニケーション力(りょく)はいかがでしょうか?
言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションの割合は1:9と言われていますが、コロナによるマスク着用で我々の非言語的コミュニケーション力は著しく低下しているそうです。
先日、私自身それを痛感する場面がありました。
訪問移動中に路地を進んでいくと外国人の若い女性が過呼吸になり、そばではお父さんらしい方が困っておられました。
バイクを止めて現場へ向かい、救急車の必要性を確認するもお父さんは必要ないと。
念のためバイタルサインを確認するも大きな異常なく、対応として息を吐くことに意識を向けるよう伝えようとしましたが、あいにく「吐く」の英語表現がわからず、その他の言葉で励ましていました。
そこへ通りかかったのが英語のわからない保健師さん。
過呼吸の彼女をみるなり、フーと口を尖らせると、言うまでもなく数分後に呼吸は落ち着きました。
嘘のような本当のお話。