リニエ訪問看護ステーション枚方サテライト大東
作業療法士
思い出の写真
リニエ訪問看護ステーション枚方サテライト大東の作業療法士 坂野です。
先日片付けをしていると家族の昔の写真が見つかり、母と昔話に花が咲きました。
写真は当時の事を鮮明に思い起こさせてくれます。
ご利用者のお宅を訪問の際に、写真を見せていただく機会があります。
壁や棚の上に飾っておられたり、ご利用者から見せていただいたり。
写真のことをお伺いすると喜んでお話してくださいます。
「夫と〇〇に行って・・・」「これは私の家族と近所の〇〇さんで・・・」「会社の慰安旅行で・・・」
写真には生き生きとした表情で写ったご利用者がいて、お気に入りの服の事や楽しい仲間との思い出をお話しくださいます。
意外な表情を見れることもあり、お話はどれもとても楽しいです。
物忘れが増えてきた方でも写真から思い出が引き出されることがあり、「そんな事覚えてたんか」とご家族が驚かれる事もありました。
終わる時に「楽しい話ができてよかった」と言ってくださることもあります。
回想法という、懐かしい時代の物や写真からお話を引き出していくケアもあります。
思い出を話すことでかつての自分に立ち戻れたり、心の居場所が確認できることで穏やかな気持ちになれるといわれます。
以前関わらせていただいたご家族で、意思の疎通が難しいご利用者のベッドサイドに写真を置いてくださっていることがあり「こんな風に笑っておられたんだ」と、親近感を感じました。
写真1枚がきっかけで利用者さまのことをより深く知ることもあります。
よろしければ1枚、写真を飾ってみませんか。
「こんなの出てきたよ」と写真を手に思い出をお聞かせいただければ嬉しいです。
リニエ訪問看護ステーション枚方サテライト大東 坂野