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リニエ訪問看護ステーション四ツ橋サテライト平野

作業療法士

腰痛・肩こり改善のためにできること

こんにちは!
リニエ訪問看護ステーション四ツ橋サテライト平野所属の作業療法士、久貝(くがい)です。

これから寒い冬が近づいて参りますので、腰痛や肩こりなどに悩まれる方も増えてくることかと思います。
そこで今回は、療法士の視点から腰痛・肩こりを予防するための方法について簡単に解説できればと思います。

腰痛・肩こり予防には『姿勢アライメント』を整えることが大切

姿勢アライメントとは、頭・ 体・ 骨盤・ 手足の配列のことです。
つまり、正しい姿勢を守ることが大切ということですね。

腰痛や肩こりの原因は、その85%が「原因を特定できないもの」とも言われています。
しかし、確実に言えることは姿勢の崩れは百害あって一利なしということです。

姿勢アライメントの崩れを整えることで、腰痛や肩こりの予防につながります。

ではどうやって姿勢を整えるか?

1つの方法として挙げられるのが体幹コアマッスルの強化です。

腰痛・肩こり予防に大切なコアマッスル

ここからはコアマッスルについて簡単に解説していきます。

体幹にはコアマッスルという筋肉が存在します。
それらの筋肉の働きが低下することで、人の姿勢は崩れていきます。

以下にコアマッスルを構成する4つの筋肉を紹介します。

  • 横隔膜(胸郭の下部に存在し、腹腔の上側を支える)
  • 腹横筋(お腹周りをぐるりと取り囲むように存在)
  • 多裂筋(背中側にある複数の小さな筋肉)
  • 骨盤底筋群(骨盤の下側にあり、内臓を下から支えている)

これら4つの筋肉がひとつのチームとして協働することで、お腹の中の空気圧を高め、腰回りの安定化をもたらしてくれます。

インナーマッスルが正しく働くとアライメントは良い方向に修正されていくため、腰痛や肩こりの予防に繋がります。

腰痛・肩こり予防のためのコアトレーニング

コアトレーニングをふたつ、紹介いたします。

  1. 腹式呼吸
    立位で姿勢を正します。吸う息でお腹を膨らませ、吐く息でお腹を凹ませる感覚で10回行います。しっかりと息を吐ききる意識で行うのがポイントです。
  2. 殿筋収縮トレーニング
    立位姿勢で踵同士を合わせ、足はハの字で立ちます。
    お尻の上部の割れ目を近づけるように両方の殿筋を収縮させます。
    30秒間力を入れ続け、それを3回繰り返し行います。
    殿部の筋肉と腹筋群には繋がりがあるため、これによりコアマッスルの働きも活性化します。

他にも、YouTubeで調べていただくと解説動画がたくさん出てきます。

ご自身のやりやすいやり方で、腰痛・肩こり予防をしてみてくださいね。

リニエ訪問看護ステーション四ツ橋サテライト平野 
作業療法士 久貝