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リニエプラッツ阿波座

作業療法士

リニエプラッツ阿波座の夏活動

皆さま、はじめまして。
4月に入職いたしました、作業療法士の尾関と申します。
よろしくお願いいたします。

さて、暑い日が続いたかと思えば急に秋の気配が訪れましたね。
皆さま今年の夏はいががお過ごしでしたか?

今回は、リニエプラッツ阿波座で子どもたちが夏休みの期間、集団療育にて行った活動をご紹介したいと思います。

スイカ割

夏の風物詩のひとつであるスイカを使って、室内でスイカ割をしました。
叩く役は目隠しをして3回その場で回る、指示役の子は離れたところから進む方向と体の向き、叩くタイミングを指示し、スイカが割れるようにうまく導きました。


室内での実施のため、ルールを定めました。

  • 棒を振り下ろさない
  • スイカを叩く人の近くには行かない
  • 力に差があるため1人1回ずつ叩く

みんなで協力したため、割れたときのよろこびと達成感を一体として感じていたように思います。

指示役は叩く役と向かい合わせで立つので、左右の見え方が違います。
それを加味して指示を出すことに苦戦しつつ、みんな上手に『叩く側からの見え方』を想像して指示を出せていました。

割った後は並んでスイカをほおばり、打って変わって静かになり無言でスイカに全集中でした。

指示役となり相手から見た見方を考えたり、スイカや床に棒が当たったとき手に伝わる感覚など、スイカ割で得られることがたくさんあるなと感じました。

流しそうめん

こちらも夏の風物詩。流しそうめんを事業所内で行いました。

狭い部屋を横断するように雨どいを斜めにかけ、その前に1人ずつ順番に出てきて流しそうめんに挑戦してくれました。

お箸を使える子はお箸で、お箸の操作が難しい子はフォークで、挑戦します。
自力で手指の操作が難しい子には、フォークを2本テープで繋ぎ合わせて、即席巨大フォークを作りました。
雨といの幅いっぱいにフォークがわたるようにし、スタッフの補助の元すくうなど、それぞれ子どもたちの能力に合わせた楽しみ方を調整しました。

今回は流しそうめんだけでなく、流しミニトマトも実施。
転がってくるトマトを箸でつかむのはかなり難しいのですが、上手につかめる子が多く、嬉しい驚きでした!

何度もおかわりして流しそうめんに挑戦する子もおり、普段はなかなかできない経験を楽しんでくれたようです。

夏祭り

夏休み最終週は、事業所内で夏祭りを開催しました。

フランクフルト、綿菓子、ラムネ、たこせん、射的、スーパーボールすくいの6つを出店。
それぞれ店番と回る側を前半・後半に分けて役割分担し、お客さんとしても店主としても楽しめるよう工夫をしました。

見ていると、子どもたちそれぞれの個性が光っていました!
店主側では大きい声でお客さんを呼び込む子、黙々とたこせんを作り提供する子、実況をしながら射的にきたお客さんを盛り上げランキングを作る子とさまざま。
回る側ではスーパーボールが好きで何度もスーパーボールすくいをする子、食べ物を買い込みひたすら食べるなど……。

子どもたちそれぞれが、それぞれの楽しみ方で夏祭りを満喫している様子でした。
責任感を持って店番をする様子、この日のために計画的にお小遣いをためて参加する様子、1日をめいっぱい楽しむ様子を見て、早くも来年の開催が楽しみです!

リニエプラッツ阿波座では以上のように夏をめいっぱい楽しむことができました。

残暑が続いておりますが、皆様体調にお気をつけてお過ごしください。

リニエプラッツ阿波座
作業療法士 尾関