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リニエプラッツ阿波座

作業療法士

リニエプラッツ阿波座の活動紹介

初めまして!4月に入職しました作業療法士の横井と申します。
よろしくお願いいたします!

今回は、リニエプラッツ阿波座の集団療育で行っている「サンドアート」をご紹介いたします。
サンドアートは砂を使って表現する作品です。
リニエプラッツ阿波座で取り組むときには、明かりを落として暗くした部屋で静かな音を流し、透明な容器に砂を入れて容器の下からライトを照らして絵を描いていきます。

サンドアートを取り入れているのは、日々の忙しい気持ちを落ち着かせることが目的です。
感覚は一人ひとり受け取り方が違うので、話し声や人の多さなど様々な感覚情報を過敏に受け取ってしまう子どもたちにとって新しい環境は疲れてしまうかもしれません。
阿波座では、新しい学年になり、4月、5月頑張ってきた子どもたちが落ち着いて過ごすことができる活動を6月に取り入れるようにしています。

部屋を暗くすることで視覚情報を減らしたり、ヒーリングミュージックをかけることで聴覚情報を減らしたりと、センサリーダイエットと呼ばれる刺激の調整を意図的に行うことで、子どもたち自身に落ち着く環境を知ってもらえるような環境設定にも取り組んでいます。

普段から活発に動くことの多いお子さんは、サンドアートが始まると、立ち歩くことなく静かに絵を描いている様子が見られました。
感情のコントロールが難しいお子さんだと、活動が始まってすぐに「静かでつまらない」と話している姿もありましたが、活動を進めると夢中で砂に絵を描いて楽しんでいました。

取り組む活動によって、子どもたちもゆったりと参加できるのだなと感じました。
私も一緒にサラサラの砂を触っていると、なんだか気持ちがホッとして、とても楽しい活動でした。

 

リニエプラッツ阿波座 作業療法士 横井