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リニエ看多機美原

介護職

リニエ看多機美原での取り組み

リニエ看多機美原は、「宿泊・訪問・通い」ができる事業所です。
1人1人のご利用者の課題に対して、看護師や療法士、介護職など多職種が解決に向け、話し合いや分析をしています。

今回は、独居の方が重度認知症でリニエ看多機美原を利用したことで、在宅生活を継続できるようになった、という事例をご紹介させていただきます。

ご利用者は、当初、独居で認知症もあったため、部屋の掃除が出来ていなかったり、食事をしっかりと食べれていなかったり、と在宅生活が困難な状況でした。

リニエ看多機美原の利用が開始し、訪問で部屋の掃除をし、宿泊や通いでしっかりと食事を取るように促した結果、在宅生活の継続ができる兆しが見えてきました。

しかし、食事を残すようになってきました。

そこで、職員全員で話し合い、ご飯は食べておかずを残していることに着目し、ご飯におかずを混ぜてみる工夫を行ったところ、しっかりと食べてくれました。

「食べる」という過程は、「先行期」・「準備期」・「口腔期」・「咽頭期」・「食道期」に分類されます。先行期は食べ物を理解し口に入れるまでの時期の事をさし、認知期とも言われ認知症の影響を受けると言われています。

今回の事例では、ご飯は食べ物として理解し、おかずを食べ物として理解しないという事が考えられ、ご飯におかずを混ぜる工夫(アプローチ)を行った結果と考えられます。

その結果、リニエ看多機美原を利用しながら、在宅生活を継続し、支援をすることができました。

こういった取り組みは、リニエの方針である「ご利用者に寄り添う」に沿った取り組みであり、リニエ看多機美原の特色だと思います。

今回、ご紹介させていただいた事例は、2023年11月19日(日)に開催された、リニエグループ「社内学術集会」で「優秀賞」を受賞しました。
※「優秀賞」は24演題中、3演題のみ選ばれます。

リニエ看多機美原で行っている取り組みが称賛される事は、リニエ看多機美原だけでなく、株式会社リニエHeart全体の士気を高めてくれました。

これからも1人1人のご利用者に寄り添い続け、その人の支援を行っていきます。

教育研修部門 責任者
岸本 基