リニエ訪問看護ステーション住之江
理学療法士
地域ケア会議にみる「心遣いの大切さ」
皆様こんにちは! リニエ訪問看護ステーション住之江の福原です。
今回は、地域ケア会議にみる「心遣い」をテーマにお話ししたいと思います。
地域ケア会議とは?
先日、さきしま地域包括支援センターで開催された「地域ケア会議」に、リニエ訪問看護ステーション住之江から理学療法士として参加しました。
地域ケア会議とは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域課題や支援の方法を話し合う場です。
介護・医療・福祉の専門職や行政、地域の関係者が集まり、一人ひとりに合った支援策を検討します。
また、地域全体の課題を共有し、よりよい支援体制を作るための重要な役割を担っています。
リニエ訪問看護ステーション住之江からは、理学療法士としてリハビリ専門職の視点から、運動や生活のアドバイスを行っています。

地域ケア会議 令和6年度の課題
先月の地域ケア会議では、「令和6年度 地域ケア会議から見えてきた課題のまとめ」が話し合われました。
その中で「ケアマネジャーの本来業務の範囲を超える対応」 についての話し合いがありました。
ケアマネジャーとは?
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護が必要な方が適切なサービスを受けられるよう支援する専門職です。主な役割は次の通りです。
✅ ご本人やご家族の相談対応 ✅ 介護サービス計画(ケアプラン)の作成
✅ 行政・医療機関・介護事業所との連携
しかし、実際の現場では、業務範囲を超えた対応が求められることが増えています。
今回は実際に現場で働くケアマネジャーの方々から以下のようなお話がありました。
- 研修では学ばない業務も多く、想像以上に負担が大きい。
- 緊急を要する場合や提案したサービス拒否により、自分が動かざるを得ない場面がある。
- 「何でも屋」のようなイメージが広がり、業務範囲を超えた過剰な要求がつらい。
現在、厚生労働省でも上記課題を解決するために話し合いが行われており、業務の線引きを明確にすることが求められています。
地域ケア会議にみる心遣いの大切さ
今回、地域ケア会議の議題から「心遣い」をテーマにお話ししてきましたが、
「心遣い」は、どんな立場の人にとっても大切なものです。
私たちは誰もが、家族や友人、同僚など、さまざまな人と関わりながら支え合い生活をしています。
日々の中で、
💡 相手の状況を理解しようとする気持ち 💡 お互いを思いやる心
を持つことで、コミュニケーションがスムーズになり、より良い関係を築くことができると思っています。
「親しき中にも礼儀あり」 ということわざがあります。
その言葉に倣い、私たちリニエ訪問看護ステーション住之江でも、「心遣い」を一人ひとりが大切にしています。
あたたかい空間や場づくりをしながら、リニエグループのビジョン「あなたを想う、プロになる」を実践していきたいと思います。

所長 理学療法士 福原康平