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リニエプラッツ本町

言語聴覚士

就学前に育てたい力とは?児童発達支援・放課後等デイサービスで大切にしていること

みなさんこんにちは。
リニエプラッツ本町、言語聴覚士/特別支援教育士の生田です。

春の4月、リニエプラッツ本町でも小集団療育のクラス替えがあり、新しく通所される子どもたちも増えました。
スタッフもドキドキワクワクしながら、新しいスタートを迎えました。

早いもので季節はそろそろ秋。日々の療育の中で、少しずつ変化していく子どもたちの姿に成長を感じています。

「学校へ行くために、今からできることは?」

リニエプラッツ本町では、0歳から小学生の子どもたちを中心に、児童発達支援・放課後等デイサービスを行っています。
就園・就学に向けた準備や、園や学校で楽しく過ごすための力を育てることも大切にしています。

その中で、保護者の方から、

「就学までに、どんなことができるようになればいいの?」
「ひらがなも数字もまだ興味がないけれど、小学校の勉強についていけるのかな?」

といったご相談をいただくことがあります。

そこで今回は、言語聴覚士として私が保護者の方にお伝えしている、就学までに育てておきたい力の中から2つをご紹介します。

「みる・かまえ」と「きく・かまえ」を育てる

小学校では、椅子に座って先生の話を聞いたり、黒板や教材に注目したりしながら学習する場面が増えていきます。
そのため、学校での学習に入る前の準備として、「見る」「聞く」ための姿勢や環境を整えることも大切です。

じっとできずに動き回っていると、必要なものを見ることや、人の話を聞くことが難しくなる場合があります。
だからといって、動き回る子どもを無理やり座らせて、「見なさい」「聞きなさい」と伝えるだけでは、なかなかうまくいきません。

では、どうすれば「座る」「見る」「聞く」ことができるようになるのでしょうか?

「座る」ためにも、実は身体の力が必要です

「座る」というと、楽な姿勢のように思えるかもしれません。
でも私たちは、身体のさまざまな骨や筋肉を働かせながら、一定時間「座る」という姿勢を保っています。

子どもの中には、身体の使い方や感覚の発達がまだ途中であることから、「座る」「じっとする」ことが苦手な場合があります。

そこで、リニエプラッツ本町では、

  • 全身をしっかり動かし、手足を使う感覚運動あそびを通した「体づくり」「姿勢づくり」
  • 姿勢を安定させやすい椅子や机の調整
  • 聴覚的・視覚的に必要なものへ注目しやすい環境づくり

などを大切にしています。

水遊び
ボディペイント

学校での学習に入る前の準備として、まずは一定時間、椅子に座って物や人を「見る(視る)」、相手の話を「聞く(聴く)」ための「かまえ」を、遊びや日々の活動の中で少しずつ育てていきます。

「手伝って」「教えて」と伝える力を育てる

もう一つ大切にしているのが、困ったときに「助けて」と伝える力(援助要求)です。

幼児期には、「自分でやりたい!」という気持ちがどんどん強くなる一方で、まだ一人ではうまくできず、「イライラ」「イヤイヤ」と葛藤することもあります。
子どもが一人で頑張っているときは、まずはそっと見守ってみましょう。
そして、「ちょっと難しそうかも」というタイミングで、大人から「一緒にやろうね」と声をかけてみてください。

ここで大切なのは、「困ったときに手伝ってくれる人がいる」ということを子どもに知ってもらうことです。

一人では少し難しいことも、身近な大人と一緒に取り組んで「できた!」という経験を重ねることで、「手伝って」「教えて」と自分から伝えようとする気持ちにつながっていきます。

もちろん、まだ言葉でうまく伝えられない場合もあります。
その場合も、視線や表情、サイン、ジェスチャーなどを使って「伝える」ことができれば、それも大切なコミュニケーションです。

「できないときは、助けを求めてもいい」と知っておく

園や学校で困ったときに、なかなか「助けて」と言えないお子さんについて、ご相談いただくこともあります。

「できないときは『手伝って』って言いなさい」と声をかけるだけではなく、まずは大人がそっと手を差し伸べ、「困ったときには手伝ってもらっていいんだ」という経験を積んでもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。

そうした経験が、園や学校で困ったときに、自分から周りの人へ助けを求める力につながっていきます。

「できるようにする」だけではなく、「楽しく経験する」ことを大切に

就学前には、ひらがなや数字などの学習面だけでなく、姿勢を整えること、見る・聞くこと、困ったときに助けを求めることなど、学校生活の土台となるさまざまな力を育てていくことが大切です。

そして、その力を身につける方法は、必ずしも「練習」だけではありません。
遊びやお友達との関わり、日々の療育の中で「できた!」という経験を積み重ねることも、大切な学びになります。

リニエプラッツ本町では、スタッフ一同、専門職それぞれの強みを活かし、子どもたちが「楽しい!」「また来たい!」と感じられる場になるよう、アイデアを出し合い、話し合いながら、よりよい環境づくりを目指していきます!

リニエプラッツ本町
言語聴覚士/特別支援教育士 生田