リニエプラッツ阿波座
作業療法士
季節を感じるイベント ~流しそうめん体験~
みなさんこんにちは!リニエプラッツ阿波座です。
先日、夏の恒例行事として『流しそうめん』を行いました。
季節を感じる活動は、日々の生活の中では意図しないとなかなか取り入れられません。
今回は室内であっても、水の流れる音や冷たさ、活動全体に流れる夏らしさを通して、子どもたちは五感で季節を感じることができました。
流しそうめんは、目と手の協調性を養うトレーニング
今回は“とい”を使ってそうめんを流しました。
(雨どいの「とい」です)
そうめんが勢いよく流れてくる様子を目で追いながら、箸やフォークで上手くキャッチするという一連の動きは、目と手の協調性を養うトレーニングにもなります。
夢中になってそうめんを追いかける中で、自然と集中力や判断力も引き出されていました。
順番を待つ子たちも、自然と応援の声かけをしており、うまくすくえると「おぉ~」と歓声が上がっておりました。


数年通っている子たちは、活動の流れにすっかり慣れており、今年は例年スタッフが担当していた「麺を投入する」という重要な役割も自ら担ってくれました。
その頼もしい姿に、継続的な関わりが育んだ成長を実感しました。
『できた』を積み重ねる活動
ご家庭ではそうめんをあまり食べないとお聞きしていた利用児さんも、夢中になって活動に参加して、そうめんを食べることもできていました。
活動の楽しさが、食の幅を広がるキッカケになり嬉しく思いました。


準備から片付けまで子どもたちが協力しながらスムーズに進めることができ、集団としてのまとまりや主体性も高まっていることを感じました。
このような活動を通して、子どもたちの小さな「できた」が積み重なっていく様子を、これからも大切に見守っていきたいと思います。