リニエ訪問看護ステーションキッズ世田谷
看護師理学療法士
乳幼児の離乳食ってどんな味?―勉強会&試食体験レポート

こんにちは。
リニエ訪問看護ステーション キッズ世田谷の理学療法士の村田です。
キッズ世田谷では、日々の支援の質を高めるため、定期的に看護師・療法士の合同勉強会を行っています。
今回は、「乳幼児の栄養と離乳食」をテーマに、言語聴覚士(ST)による講義と離乳食の試食を実施しました。
■ 離乳食から学ぶ“食べる力”の発達
・離乳食はいつから始める?
・哺乳からどうやって「噛む・飲み込む」へ移行する?
・食形態をどう変えていく?
講義では、離乳食を始める時期や、口腔機能の発達、食形態のステップアップにおける工夫など、医療的ケアや発達支援を必要とする乳幼児と関わる上で欠かせない視点を学びました。
「噛む・飲み込む・味わう」
乳幼児期の小さな一口の裏側には、たくさんの発達要素と支援のヒントが詰まっていると実感できた時間でした。
■ スタッフ全員で離乳食を試食してみた


この日は、5ヵ月・7ヵ月・9ヵ月の離乳食を実際に試食しました。
大人が食べてみると、「味が薄い」「食感が物足りない」と感じるものもありましたが、乳幼児にとってはこれが適切な濃さややわらかさであることを体感。
研修に来ていたリニエ訪問看護ステーションキッズ西宮のスタッフも一緒に体験してもらいました。
また、「噛まずに食べようとすると、意外と粒感が残る…」といった声もあり、普段の支援では気づきにくい摂食の難しさに気づく機会となりました。
■ チーム全体で“食べる支援”を考える
当ステーションでは、ST(言語聴覚士)・PT(理学療法士)・OT(作業療法士)・看護師が密に連携し、医療的な処置だけでなく、「食べる」「遊ぶ」「安心して暮らす」などの日常全体を支えるチーム支援を大切にしています。
今回のような研修や体験を重ねながら、それぞれの専門性を共有・融合し、より実践的な支援力を高めることを大切にしています。
興味をもった方へ
この記事を読んで、小児分野や訪問リハビリに興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
▶ 多職種でのチーム支援に興味がある方
▶ 病院やリハビリセンターで「このお子さんは家ではどんな生活をしているんだろう」と思ったことのある方
▶ 地域活動や新しい取り組みに挑戦してみたい方
キッズ世田谷の現場で、私たちや子どもたちと一緒に「できた!」を喜び合いませんか。

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理学療法士 村田