お知らせ
行政監査の結果と今後の対応について(ご報告)
令和7年10月31日、株式会社リニエL(大阪市西区)が運営するリニエデイサービス藍住(通所介護)、リニエ訪問介護ステーション藍住(訪問介護)に対して行政による監査(令和7年5月実施)が行われ、その結果について正式な通知を受けましたので、以下のとおりご報告いたします。
処分の内容
(訪問介護・通所介護)
・指定の全部効力停止(6か月)
・令和7年11月30日~令和8年5月29日
行政処分の理由
(訪問介護)
令和6年9月から令和7年3月までの間、利用者延べ9名に対して、特定事業所加算の算定要件である、「全ての訪問介護員等に対し、訪問介護員等ごとに研修計画を作成し、当該計画に従い、研修を実施」や「利用者に関する情報若しくはサービス提供に当たっての留意事項の伝達又は当該指定訪問介護事業所における訪問介護員等の技術指導を目的とした会議を定期的に開催」を満たしていないにもかかわらず、居宅介護サービス費を不正に請求し受領した。
(通所介護)
令和6年5月から令和7年4月までの間、利用者32名に対して、個別機能訓練加算の算定要件を満たしていないにもかかわらず、居宅介護サービス費を不正に請求し受領した。
今回の事案では、両事業に共通して、基本的な制度理解が不十分であったため、記録方法や運営手続きに不備が生じたことに加え、請求の確認体制を整えていなかったこともあり、事務的な不備が重なった結果と重く受け止めております。すでに行政の指導のもと、ご利用者・関係機関への説明や、他事業所への引き継ぎ対応を進めております。
法人としてもこの結果を真摯に受け止め、全事業所で請求・記録・運営体制の総点検を行い、再発防止に向けて業務手順や確認体制を共通の基準で整備し、制度に対する理解を学びなおすための研修を実施してまいります。
処分期間中は下記の通り一部事業を縮小いたしますが、再発防止と体制の再構築に努めてまいります。
ご利用者やご家族、関係機関の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます。
今後一層、法令を遵守することはもとより、当社の理念に基づきご利用者第一の運営を徹底していくことで、地域からの信頼回復と安定した事業運営を目指してまいります。
記
・リニエ訪問介護ステーション藍住 令和7年11月29日まで営業し、11月30日から休業
・リニエデイサービス藍住 令和7年11月29日まで営業し、事業終了
なお、サービス付き高齢者向け住宅「リニエハイム藍住」は従来通り営業いたします。
以上
令和7年10月31日
株式会社リニエL
代表取締役 谷 隆博