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お知らせ

「第24回日本訪問リハビリテーション協会学術大会in山形」に参加しました

令和6年6月1日・2日に山形県立保健医療大学にて「第24回日本訪問リハビリテーション協会学術大会in山形」が開催され、副大会長をリニエR取締役 作業療法士の竹中が務めました。


主催である日本訪問リハビリテーション協会は、対象となる方やその家族が生活する地域に療法士が出向いて「その人らしく暮らす」ための支援や助言を行い、日本の隅々まで質の高いリハビリテーションサービスを届けることを理念として設立されています。
今大会は「訪問リハビリテーションの未来〜地域ニーズをつかむスペシャリストたちからの提言〜」をテーマとし、超高齢化や少子化によって変化する在宅生活での支援に求められる訪問リハビリテーションの在り方や訪問療法士に求められる役割などを検討する場となりました。

2日間に渡る学術大会では、弊グループの役員・社員が各所で活躍。
日本訪問リハビリテーション協会 会長を務めるリニエR取締役の理学療法士 宮田が「療法士訪問の可能性と多様性~ともに拓く明日~」をテーマに協会長講演を行い、在宅で生活するご利用者に対し、専門職として自分の役割を担うことができているのかを問いかけながら、ご利用者一人ひとりの支援チームごとに、チームの特性や各職種の理解が必要であると講演いたしました。

また、元厚生労働省事務次官であられる日本ヘルスケア総合研究所 上席研究員の二川 一男氏のご講演「社会保障制度の現状と課題〜訪問リハ等在宅系サービスを中心として〜」にて宮田が座長を務め、二川氏より、介護保険制度が高齢者の介護になくてはならないものとして定着してきた経過、今後の見込みなどのお話がありました。
続く、株式会社日本医療総合研究所 地域づくり推進部 部長及び認知症介護研究・研修東京センター研究員の川越 雅弘氏のご講演「リハビリテーション専門職に期待すること―ケースマネジメント及び地域づくりの視点から―」では、代表取締役の谷が座長を務め、川越氏より、少子化や超高齢化に伴うニーズの変化にあわせて多様な場面で医療・介護の連携が求められること、リハビリ職自体の個々のマネジメント力の向上が期待されることなどが講じられました。

「訪問リハビリテーションの未来を考える」と題したシンポジウムでは竹中が登壇し、理学療法士 佐藤 健三氏(社会医療法人近森会 訪問リハビリテーションちかもり)や言語聴覚士 村瀬 文康 氏(株式会社ジェネラス 訪問看護ステーションほたるみどり)とともに、地域における訪問リハビリテーションの役割や地域ニーズに応じた特化した関わりの必要性、訪問療法士としての知見の向上などについて各専門職の立場から意見を交わしました。

各専門分野においては、グループより6名の理学療法士・作業療法士が発表を行い、そのうち、リニエ訪問看護ステーション日本橋の理学療法士 光村が調査・研究部門で入賞いたしました。

分野タイトル発表者
ノミネートセッション小児訪問リハの新人が自信を持って訪問できるまでのプロセス-M-GTAを用いた質的研究-リニエ訪問看護ステーション日本橋
光村実香(理学療法士)
難病・終末期パーキンソン病罹患者に対して運動量と水分量へのアプローチが非運動症状に与える影響についてリニエ訪問看護ステーション岸和田
久壽裕也(理学療法士)
脳血管、その他遂行機能障害と運動性失語を併せ持ちながらもレシピ動画を活用したことで調理が可能になった一事例リニエ訪問看護ステーション中野サテライト杉並
江村祐子(作業療法士)
小児小児専門訪問看護ステーションにおける不登校児への訪問看護・訪問リハビリテーションの取り組みリニエR 子ども未来事業本部教育サービス推進室
八重樫貴之(作業療法士)
小児就学後の生活の変化に合わせた支援の検討〜長期休み期間限定の訪問リハビリテーションの効果〜リニエR 人材育成推進課
荻原萌(作業療法士)
内部障害、高次脳・認知・精神障害アルツハイマー型認知症患者への作業療法実施によりBPSDが改善した一症例リニエ訪問看護ステーション岸和田
梶江里菜(作業療法士)

現在、地域で包括的に生活基盤を整えていくことが急務となっています。
どのご講演でも、在宅支援にはチームでの取り組みが必要であり、各々の専門職が役割を果たしていくことが重要であるということが共通して述べられていました。
リニエグループでは、他職種との意見交換や連携を深める機会を積極的に作っていくと同時に、高齢者や医療的ケア児、障がいのある方の地域での生活を支える在宅医療、在宅支援に対する啓発活動を継続して行ってまいります。

 

共同広報推進室 新井