求人情報サイト
  • top
  • Blog
  • リハビリとしての卓球

リニエ訪問看護ステーション枚方サテライト大東

作業療法士

リハビリとしての卓球

皆様こんにちは。リニエ訪問看護ステーション枚方サテライト大東、作業療法士の野淵です。

私は7歳から卓球をしており、今も趣味で続けています。

卓球は老略男女関係なく楽しめる生涯スポーツであり、様々な年代な方と交流できる素晴らしいスポーツです。
私は両親の影響で半強制的に始めさせられましたが、今ではとても良い趣味を持ったと思っています。

そんな卓球ですが、実は訪問リハビリの場面でも活躍するのでご紹介します。

作業療法士が見る卓球の運動特性

卓球は、一見すると両腕の機能を中心に使うように思われます。
実は、足運びやボールを打つ際は両足、体幹、腕、手指の連動動作が必要な、全身運動のスポーツです。

↓↓↓期待できる効果はこちら↓↓↓

  • 頸部、四肢、体幹の関節可動域改善
  • 筋力向上
  • バランス機能改善

リハビリ場面で実施するのであれば、卓球台とネットはキッチンテーブルや本などで代用できます。
あとは、ラケットとピン球があれば実施できることが多いです。
座った状態でも行えるので、ご利用者の状態に合わせて実施方法や難易度の調整がしやすいスポーツです。

近年卓球はパーキンソン病の症状緩和に期待できるというデータも出ており、世界パーキンソン卓球選手権大会が開催されるなど注目度も高まっています!

リハビリでの活用

先日、卓球経験のあるご利用者と、バランス機能の向上、筋力の向上を目的に簡易的な卓球を行いました。

卓球台の代わりにアイロン台を使用し、国語辞典のような本をネットの代替としてアイロン台の真ん中に置きました。
座った状態で簡単なラリーを15分程繰り返しただけでしたが、「久しぶりにスマッシュ打って楽しかったわ!」と充実されている様子でした。
その日の夜はいつもより熟睡され、翌日は程よい筋肉痛が残り良い気分とのこと。

自分が趣味として続けてきたことが作業療法として提供でき、ご利用者に喜んでいただけたことがとても嬉しかったです。

作業療法の魅力のひとつは、楽しんでいただきやすい『作業』を通してご利用者にリハビリテーションを提供し、健康に貢献できることだと思います。
卓球に限らず様々な作業活動を通して貢献できるよう、今後も自己研鑽を積んで日々の業務に取り組んでいく所存です。

リニエ訪問看護ステーション枚方サテライト大東
作業療法士 野淵