共同広報推進室
共同広報推進室理学療法士
療法士を追う-専門職としての視点
皆さん、こんにちは!広報の新井です。
かなえるリハビリ訪問看護ステーション(現:リニエ訪問看護ステーション)の長瀬PTが、平野区老人福祉センターで行われるウォーキングリーダー養成講座「元気な歩きを続けるために」で講師を務めるということで、取材に行ってきました。
当日は、普段からもよく歩いていらっしゃるという8名の方が参加され、たっぷり90分間の講義が行われました。
皆さん、ウォーキングにはどんな効果があると思いますか?
足腰が強くなる、日光を浴びて元気になる…私はそんなイメージが強かったのですが、長瀬PTがもっと具体的に教えてくれました!
例えば、歩くことで骨が強くなる、動脈硬化の予防にもなるということ。
また、歩けなくなると外に出る機会が減って人との触れ合いが少なくなりますが、歩けることで意欲が湧いて外出も増え、認知症の予防にもつながります。
睡眠時は200〜300kcalを消費するようですが、ウォーキングをすると、寝ている時の3倍のエネルギーを使うのですって。
ちなみに、ランニングやジョギング、自転車などは寝ている時の5倍のエネルギーを使うとか(^^)
途中で、片足立ちや5メートル歩行などの体力測定を挟み、ご自身の体力を実感していただきながらの講義でした。
5メートルを歩く時間が5秒以内であれば、日常生活に問題なく、横断歩道を渡り切れるペースなのだそうです。
座学だけではなく実際に体験してもらうことで、楽しみながら、より深い気づきにつなげていただきたいと長瀬PTは話します。
じっくりと話を聞くことも大切ですが、聞くだけだと人はどうしても内容を忘れてしまいやすいため、ご自身の実感として記憶に残していただける工夫をし、皆さんに少しでも専門的な知識を持ち帰ってほしいとのことでした。
時折冗談を交えつつ、イメージしやすくとてもわかりやすいお話に、参加者にもほっこりした空気が流れます。
限られた時間ではありましたが、参加者一人ひとりに声をかけて丁寧にコミュニケーションを取り、歩き方や身体の使い方を見て専門的な視点からアドバイスする長瀬PTの姿が。
参加者の皆さんもすごく熱心にメモを取ったり体験されたりしていて、最初は緊張気味で少し硬かった様子も最後には和やかな雰囲気に包まれていました。
このウォーキングリーダー養成講座を主催する平野区社会福祉協議会の方からは、講座を通して、参加者にご自身の歩き方を意識してもらい、仲間を作っていただければというお話を伺いました。
様々な講座や活動をきっかけに、自主活動の活性化につなげていくことを目指しておられるそうです。
社会とのつながりや地域での役割、ご自身の楽しみなどを作りながら、心も体も健康を保てるよう、生き生きと過ごしていきたいですね。
取材にご協力いただいたウォーキングリーダー養成講座参加者の皆さま、平野区社会福祉協議会の皆さま、ありがとうございました!
今後も地域に貢献する療法士、看護師の姿を追いかけていきたいと思います!
共同広報推進室 新井