リニエ訪問看護ステーション草津
作業療法士
工夫次第で出来ること。
こんにちは。リニエ訪問看護ステーション草津です。
近年の気候変動により巷では四季から二季といった言葉を耳にすることが増えました。
年が明けたと思えば、寒さが一段と厳しくなり、衣服の調整や体調管理がより難しい時期になりましたね
様々な傷病による日常生活の家事のやりにくさ
さて、これから寒い時期を迎えるにあたり、皆さんの食卓でもお鍋やおでんなど、温かい食べ物を囲むことも増えてくるのではないでしょうか。今回は、ご利用者と一緒に豚汁を作ったエピソードをご紹介させていただきます。
ご利用者の中には様々な傷病により片手が思うように使えず、日常生活やこれまで担ってこられた家事にやりにくさを感じたり、出来なくなってしまった方がいらっしゃいます。
片手だけで固い根菜を切ったり皮を剥くのは、野菜が動いたりズレてしまわないよう押さえておく必要があり、慣れた方でも非常に難しいです。
釘付きまな板
そこで、今回は『釘付きまな板』を製作し、釘に野菜を突き刺すことで固定され、片手でも野菜を切ったり皮を剥くことが出来るようになりました。食材を片手で切ることが出来るようになってから、たくさんの種類の料理が作れるようになり、これまで担ってこられた役割を取り戻すことが出来ました。
釘付きまな板は錆びにくいステンレス製の釘を使用し、食材を突き刺す際に釘の先端でケガをしないよう、面取りを行い触っても痛くないように加工しています。
また、平面に置いたまな板を持ち上げたり、掴み損ねて落としてしまわないよう取っ手を取り付けました。
まな板の下に濡れ布巾を敷くことでまな板が動きにくくする工夫も料理のしやすさに一役買っているようです。


自助具などを使用することで、出来ることや拡がる暮らし
このように、これまでより時間はかかるかも知れませんが、これまでの方法を変えてみたり、自助具などを使用することで、出来ることや拡がる暮らしがまだまだあると思いますので、困ったことや支援が必要な時はお気軽にご相談いただければと思います。