リニエ訪問看護ステーションキッズ府中
作業療法士地域活動
キッズ府中作業療法士の訪問について紹介します【不登校のお子様への取り組み③】
皆さん、こんにちは!
リニエ訪問看護ステーションキッズ府中所長の山﨑です。
前回に引き続きキッズ府中の作業療法士の不登校のお子様への取り組みについて紹介します。
今回は、実際の取り組みの一つ「アクセサリー作り」についての紹介です。
アクセサリー作り
アクセサリー作りは対人関係が苦手な人に対して、直接誰かと目と目を合わせての会話は必要なく、自分の好きな作業に、自分の好きなペースで取り組むことができます。
100均で売っているパーツなどを使って自分の好きなように工作します。

どれにしようかな??と悩むのも楽しみの一つです。
色や形などを自分で選べる自由度の高い作業であり、他者に対して自己表現を育む練習にもなります。
アクセサリー作りなどの作業は、対人緊張が強かったり、人の視線を必要以上に感じる人にとっては取り組みやすく、ストレスの少ない作業です。

一人では難しいことでも、誰かと何かを完成させたり
何かを共有する喜びが感じられるのがOTの強みであり
できた!の気持ちを育み、自己肯定感が向上したり自信をつけるきっかけになります。
この作業の目的は、
わからなかったり、アドバイスが必要な時など、
セラピストがさりげなく声掛けをして話しやすい雰囲気を作りながら、本人が、自主的に関わりが持てるように促すことによって、コミュニケーションスキルの向上が期待できます。
今回ご紹介したものはアクセサリー作りでしたが、
具体的には作業療法とは、その方それぞれによって必要なことや方法は異なるため、その方の得意なものややりたいもの、自分を表現したいものなどを、専門的知見やご本人、ご家族などの意向に基づいて選んでいきます。
粘土やプラモデルなどの工作物、ボードゲーム、自宅でできる運動など、
できる限りご利用者のニーズに沿った活動などを取り入れるように心がけています。
もし気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
次回は、キッズ府中の理学療法士の訪問の様子をご紹介していきたいと思います。
お楽しみに。
キッズ府中ではインスタグラムでも訪問の様子を紹介しています。
ぜひご覧ください。