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リニエ訪問看護ステーション草津

看護師

【リニエ訪問看護ステーション草津】9年後に届くタイムカプセルレター

こんにちは。
リニエ訪問看護ステーション草津の看護師、山﨑です。

私たちは日々、ご利用者とそのご家族の生活に寄り添いながら、一緒に笑ったり、ときには悩んだりしながら毎日を歩んでいます。

訪問看護では、医療的な支援だけではなく、ご家族と一緒に生活を考え、成長を見守り、その時間を共有していくことも大切な役割のひとつだと感じています。

今回は、筋ジストロフィーを抱える3歳の男の子、Aくんとご家族、そしてスタッフとの間で生まれた、少し特別なエピソードをご紹介します。

「次の受診は9年後です」

先日、Aくんは停留精巣の術後フォローのため、泌尿器科を受診しました。

診察の結果は良好。安心した空気が流れる中、先生から伝えられた次回の受診予定は……なんと「9年後」

思わずお母さんから出た言葉は、

「9年後って……そんなの絶対覚えていられないよ〜!」

たしかにその通りです。

9年後なんて、想像もつかない未来。

・スマートフォンのカレンダーに入れても、機種変更したらどうなる?
・冷蔵庫にメモを貼って9年間残しておく?
・そもそも、9年後の手帳なんて売っていない。

「どうにかして未来の自分たちに伝える方法はないか?」

ご家族と看護師で、「ああでもない、こうでもない」と一緒に頭をひねりました。

見つけたのは「未来に届く手紙」

そんな中で見つけたのが、「タイムカプセルレター」というサービスでした。

これは、日にちを指定すると最大10年後まで手紙を届けてくれるという郵便局の画期的なシステム。

「これだ!」

ご家族とスタッフみんなの気持ちが一致しました。

Aくんが12歳になる9年後の誕生日に届くように、未来のAくんへ向けて手紙を書くことにしました。

9年後のAくんへ、みんなからのメッセージ

せっかくなら賑やかにいこう!
と、ママとパパはもちろん、私たち看護師や言語聴覚士(ST)も参加し、それぞれ便箋にメッセージを書きました。
当時の可愛い写真も一緒に添えて。

そして、手紙の最後にはいちばん重要なこの一言。

泌尿器科に行ってね!!!

訪問看護だからできる、ご家族と一緒に考える支援

医療的に言えば、受診確認という、それだけのことです。
が、こうして工夫するだけで、家族とスタッフみんなの愛情が詰まった未来へのプレゼントに早変わり。
世の中のいろんな便利サービスを活用してみると、毎日のケアや生活がもっとワクワクするものになるかもしれません。

9年後、12歳になったAくんはどんな少年になっているのかな?

その時も、私たちリニエ訪問看護ステーション草津がこのご家族としっかり繋がっていますように。

これからも成長を共に喜び、分かち合いながら、一歩ずつ一緒に歩んでいきたいと思います。

リニエ訪問看護ステーション草津
看護師 山﨑