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「障がいのある子どもへの性の健康教育」研修会を開催しました!!

作業療法士

「障がいのある子どもへの性の健康教育」研修会を開催しました!!

皆様こんにちは。
株式会社リニエL こども未来事業部の作業療法士、小林です。

この度、株式会社リニエLにて「性」に関する研修会を開催しました。
ずっと開催を希望していた研修会を実施することができたので、熱い想いで筆を取らせていただきます。

どうぞ皆様、お付き合いいただけますと幸いです。

「障がいのある子どもへの性の健康教育」研修会開催までの運び

リニエLでは、大阪府大阪市、大阪府枚方市、滋賀県草津市にて、リニエプラッツ(児童発達支援事業所、放課後等デイサービスなどの通所支援事業所、相談支援事業所)を5つ運営しております。

日々の療育場面で「性に関する」ご相談を受けることが多くありますが、性に関する教育は学校でも制限があったり、子どもたちに関わる機関の職員であっても学ぶ機会の少ない部分だと感じておりました。
支援者である私としては「大人になっていく過程で大切な『性』の部分にしっかり向き合い、人生をサポートできる支援者になっていきたい」という強い気持ちがあり、今回外部講師をお招きして講義していただくこととなりました。

2025/2/13(木) 「障がいのある子どもへの性の健康教育」

講師:NPO法人 えんぱわめんと堺/ES
  「SAY(性・生)の会」  橋本麻美 氏 / 堀口博子 氏

3部構成で

  • 性の健康教育に関する講義
  • 事例を通したグループワーク 
  • 子どもたちへ性教育実践編

をご講義いただきました。

「障がいのある子どもへの性の健康教育」で学んだこと

障がいのある人たちの性の課題については、性行動の禁止や抑制だけでは解決にならず、いかに思春期を期待を持って迎えられるように声かけ、返答をしていくかを考えることが重要です。

性への興味や疑問については「大人へのステップ」「かっこいいこと」と答えること。
はぐらかしたり、うそを言ったり、ファンタジーな返答ではなく、冷静に対処し「科学的に」答えることで向き合っていくことが大切だと学びました。

グループワークでは、1つの事例をもとに各事業所メンバーで「どうやって答える?」「どのように対応する?」などの意見交換をしました。
仕事仲間同士でも中々触れにくい性に関する内容ですが、グループワークを通してそれぞれの意見を伝え合うことで、今後の療育中でも意見交換がしやすくなると感じました。

子どもたちへの伝え方については、実際の布で出来た模型を用いて身体部位の場所や名前を説明されていました。
また、プライベートゾーンを教えて、しっかり「NO」と言えることを子どもたちに教えていくことが重要だと学びました。

「障がいのある子どもへの性の健康教育」研修会まとめ

「性」について学ぶことは「生」に繋がって行くこと、人権や差別にも触れつつ考えていくべき内容であることも心に残りました。
今後も、保護者向け/子どもたち向けの、「性」「生」教育に展開していきたいです。

株式会社リニエL こども未来事業部
小林英利奈OT